1856年ロンドン南西のサリー州に生まれたトーマス・バーバリが、ハンプシャー州で洋服店

を開業し、服の機能性や実用性に着目したトーマスは、耐久性や防水性に優れた新素材ギャバジンを開発し、素材開発と機能性重視

はバーバリーの伝統となっています。
バーバリーは1891年にロンドン進出し、1901年からスポーツ服とレインコート

の販売を始めたが、その名が短期間で有名になったのは、バーバリーの愛用者だった20世紀初めの英国王エドワード7世が召使に命じた(余のバーバリーを持て)という言葉が宮殿外にまで知られたことによるといわれています。
エドワード7世以後、エリザベス2世やチャールズ皇太子まで歴代の王や王族が、ロイヤル・ワラント

と呼ばれる王室御用達商の証をバーバリーに授与しており、自動車事故

で死亡したダイアナ元皇太子妃も皇太子妃時代にワラントを与えていたのです。
第一次世界大戦では、トレンチ戦に備えたトレンチ・コートが開発され、英国陸海軍に正式採用され、1914年から1918年までの大戦中に軍隊で着用されたこのコートは、50万着にも及んだといいわれているが、優れた機能性が実証され、実用的デザインは、モダンな機能美として今日まで生き続け、トレンチ・コートは二十世紀のクラシックとなったのです。

1924年に登場したバーバリー・チェックはタータン柄からアレンジしてコートの裏地として使われてきたが、バッグ

やマフラーなど様々なファッションアイテムに使用され、現在では三百種以上の商品に使用されているといい、まさにバーバリーを象徴するものになったのです。

エレガンス

を伴う機能性こそがクラシックの真髄であるとするバーバリーは、流行の先端ではないことも自ら認め、機能を追求し続けてクラシックなスタイルを確立したバーバリーは、メンズ、レディース

、子供服、など幅広い製品ジャンルをカバーするようになり、流行よりも伝統を愛し本物の気品を求める人びと



が、バーバリーを根強く支持してきたのです。
バーバリー・ブルーレーベルは翌年の人気歌手、安室奈美恵の結婚発表などをきっかけに爆発的人気を呼び、今個性を求める若い女性

をターゲットに、伝統に現代をスタイリッシュして1996年秋に日本で発表され伝統のチェックなどを生かした、若々しいカジュアル感覚が、いままでバーバリーには関心が低かった新しい層に大人気

になったのです。
現在のバーバリーには、いくつもの顔があり、グローバル世代の若い男性向けの新しいラインナップは、固定化したバーバリーのイメージを拭い去り、新しい顧客層を開拓する目的

を達成しつつあります。

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